「イチローが矢を放つ」 代名詞の“レーザービーム“で三塁走者釘付け
状況に応じたダイレクト送球に解説者は「完璧な一連の動作」
イチローの力強い送球にスタンドのファンは大きな歓声を送り、タッチアップのチャンスを逃したアマリスタは三塁上で苦笑いを浮かべた。
「イチローによる完璧な一連の動作がありました。ボールを待ち受けて、捕球すると、流れがやってきます。このスローに関してはカットマンを気にする必要がありません。他に進塁(を心配)することはありません。彼は思い切りマシスの胸の高さにストライクを投じました」
一、二塁に走者がいなかったため、内野手の頭を超える高さでノーバウンドのボールを本塁に投げ込んだイチローの送球について、解説者はこう説明。エース右腕フェルナンデスの失点を防いだプレーを称えた。
打撃では、初回に今季2度目の二塁打を放ち、続くロハスのタイムリーで先制のホームを踏んだイチロー。4打数1安打で打率2割4分1厘と打撃では厳しい成績となっているが、メジャー15年目を迎えた最年長野手は守備で存在感を見せた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count