田中将大はQS達成で8勝目も、NYメディアが辛辣評価 「典型的な先発2番手」
エースの役割を求められる右腕に、またも厳しい評価
ヤンキースの田中将大投手は4日(日本時間5日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発し、6回0/3を5安打3失点の投球で8勝目(4敗)を挙げた。序盤は好投したが、5回に不運もあって2失点を喫すると、2点リードの7回に先頭打者のサンドバルにソロを浴びたところで降板。ニューヨークメディアは「典型的な先発2番手のような夜」となど厳しく評価している。
ESPNは試合後の速報で「タナカの夜」と、この日のピッチングに触れている。
「マサヒロ・タナカが完全に典型的な先発2番手のような夜だった。6回を投げ、5安打で3失点。3奪三振で1四球。ヤンキースの点差を1に縮められるパブロ・サンドバルの大飛球のソロホームランの後に(ベンチに)下がった」
今季15試合目の登板で16本目の本塁打となり、昨年(20試合で15本塁打)をすでに上回った右腕は今季、地元メディアから「エースにあらず」という厳しいレッテルを貼られている。この日もクオリティスタート(6回以上を投げ、自責3以内)を達成したものの、ここまで防御率は3.84。ア・リーグ東地区最下位に沈む宿敵をねじ伏せられず、「典型的な2番手」という厳しい意見となった。