【高校野球】早実・清宮は甲子園4打数1安打デビュー 「緊張? それはないっすね」

満員4万7000人の観衆の中、7回に甲子園初安打初打点「1本くらい打たないと示しがつかない」

 7回1死二塁で打席に入ると、今治西のサイドハンド右腕・杉内からライト前へタイムリーヒット。

「何度もチャンスで回ってきたので、一本くらい打たないと示しがつかないと思っていました」

 甲子園初安打初打点も、ふてぶてしいほどのコメントを残した清宮。8回の第5打席は二ゴロに倒れ、4打数1安打1打点1死球で甲子園デビュー戦を終えた。

 怪物と騒がれる1年生の甲子園初登場は試合前から大きな注目を浴び、会場には4万7000人の観衆が詰め掛けた。開門は40分早められ、6時20分に。満員通知は試合開始前の7時25分に出されていた。

 大きな熱気に包まれる中での試合に、「今までとは全然格が違うくらい入っていたので気持ちよかった」と興奮した表情を見せた清宮。それでも「緊張は?」との問いに「それはないっすね」の一言。大物ぶりが漂った。

 2回戦以降については「今日の試合を見てもわかる通り、チャンスで何回も回ってくるので、そこでしっかり全部返せるようなバッティングをしていきたいと思います」と主軸の役割を果たすことを誓った16歳。早実は次戦、13日の第1試合で広島新庄(広島)と対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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