【高校野球】夏初出場・創成館が天理破る 鷲崎が劇的サヨナラ打
「4番」が2-2の9回裏に決勝打
第97回全国高校野球選手権大会は第4日が9日、甲子園球場で行われ、第2試合は初出場の創成館(長崎)が天理(奈良)に3-2でサヨナラ勝ちし、初戦を突破した。
3年ぶりの出場となった天理は4回1死一、二塁から川崎がレフトへタイムリーヒットを放ち先制。さらに満塁とすると神野のサードゴロの間に1点を加える。
しかし創成館もすかさず反撃。その裏の攻撃で先頭の宇土がライトへヒットを放つと、続く中島崇も二塁打で続き、二、三塁に。中島巧のセカンドゴロの間に1点を返すと、2死三塁から鳥飼がタイムリー二塁打を放ち、同点に追いつく。
2-2で9回に突入した試合を制したのは創成館だった。先頭の鳥飼が内野安打で出塁。その後、2死三塁とすると、4番鷲崎がライトへサヨナラ打を放ち、劇的勝利を収めた。
創成館は先発の藤崎が8回途中5安打2失点と力投。2番手・水永も無失点投球で勝利に貢献した。夏初出場校が伝統校に競り勝ち、見事、初白星をつかんだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count