【高校野球】健大高崎、3回に打者13人8得点の猛攻で快勝 四国勢は1回戦で全て敗退
8強入りした昨年の続いて初戦突破
第97回全国高校野球選手権大会は第5日が10日、甲子園球場で行われ、第1試合は健大高崎(群馬)が寒川(香川)を10-4で破った。3回に一挙8点を奪う猛攻を見せて快勝。四国勢は全4チームが1回戦敗退となった。
健大高崎は3回、無死満塁のチャンスを作ると、春日がセンターへのタイムリーを放ち、2点を先制。さらに、バントと四球で再び満塁として柴引がライトへ2点タイムリーツーベース。続く柘植もレフトへの2点タイムリーを放ち、あっという間に6-0とした。
宮本もライトへのツーベースで1死二、三塁とチャンスは続く。小谷はスクイズ失敗。しかし、佐藤の打席で一塁走者の小谷がスタートを切り、ボールが二塁に送られる間に三塁走者の宮本が生還。その後、佐藤のニゴロが相手のエラーを誘い、またも1点追加。この回だけで打者13人の猛攻で8点を奪った。
一方、寒川は4回に無死二塁で白井がレフトへタイムリー。その後、2死満塁としてから浅野が押し出しの四球を選び、この回2点を返した。
しかし、健大高崎は6回、2死二塁とチャンスを作り、相馬がセンターへタイムリー。続く7回には宮本の盗塁が相手捕手のエラーを誘い、10点目を奪った。
寒川は8回、2死から一、三塁のチャンスを作り、赤穂がライトへのタイムリーツーベースを放つ。その後、相手投手のボークもあり、また2点を取り返した。
それでも、9回は健大高崎の3番手・橋詰が無失点に抑えて10-4で勝利。8強入りした昨年に続き、1回戦を突破した。一方、四国勢は鳴門(徳島)、今治西(愛媛)、明徳義塾(高知)がすでに敗退しており、寒川も敗れて全4校が無念の初戦敗退となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count