【高校野球】秋田商の左腕・成田が16K快投 142球完投で接戦制し16強一番乗り
龍谷は先発・池田が好投も力尽きる
第97回全国高校野球選手権大会は第5日が10日、甲子園球場で行われ、第3試合は秋田商(秋田)が龍谷(佐賀)を3-1で破った。先発のエース左腕・成田が9回3安打1失点16奪三振の快投。この試合から2回戦となり、秋田商はベスト16一番乗りとなった。
先制したのは秋田商。初回、草なぎ(なぎは弓へんに剪)のヒットと盗塁で2死二塁のチャンスを作ると、小南がレフトへのタイムリーを放ち、先制した。
ここから先発の両投手、龍谷・池田、秋田商・成田が好投。スコアボードにゼロを並べていく。
しかし、5回に龍谷がチャンスをモノにする。松永が内野安打で出塁し、捕逸で二塁に進む。ここで北村がライト前ヒット。同点に追いついた。
その後も両投手の好投が光り、両チームはチャンスを作りながら、得点を奪えない。
ようやく試合が動いたのは8回。秋田商が連打で無死二、三塁とチャンスを作る。しかし、柴田輝は空振り三振、さらにスクイズ失敗もあり2死一、三塁に。ここで工藤がセンターへのタイムリーを放ち1点を勝ち越し。続く会田もライトへのタイムリーを運び、大きな追加点を奪った。好投を続けてきた龍谷の池田はここで降板となった。
9回、成田は松永、北村を三振に仕留める。最後は代打・矢野も空振り三振。この試合16個目の三振で試合を締め、142球を投げ切って1失点完投で秋田商を16強に導いた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count