【高校野球】オコエが衝撃の聖地デビュー 内野二塁打&三塁打&満塁走者一掃の三塁打
初回に一塁強襲の“内野二塁打”、3回は右中間破る三塁打&3点三塁打
第97回全国高校野球選手権大会は第6日が11日、甲子園球場で行われ、第2試合で関東一(東東京)のオコエ瑠偉外野手(3年)が登場した。プロ注目のリードオフマンは、第1打席でいきなり一塁への“内野二塁打”をマーク。さらに、2、3打席目は連続三塁打と衝撃デビューで甲子園を沸かせた。
初回、先頭で打席に立ったオコエは、1ボールから高岡商(富山)の林の2球目を叩く。痛烈な打球を一塁手がはじき、ファウルゾーンにボールが転がるのを見ると、一気にスピードを上げてベースを回る。二塁へと豪快に滑り込んでセーフ。圧倒的なスピードを生かした持ち味の積極的な走塁で、甲子園初打席から“内野二塁打”をマークした。
その後、ピッチャーの牽制悪送球で三塁に進んだオコエは、伊藤のタイムリーで生還。先制のホームを踏んだ。
東東京大会の決勝では、センター前ヒットで二塁を陥れる好走塁を見せていたオコエ。甲子園でも早速、強烈な存在感を見せた。
さらに、3回も先頭で打席へ。2ボールから今度は右中間を破る痛烈なライナーを放つ。再び快足を飛ばし、あっという間に二塁を回ると、三塁に滑り込んだ。関東一は続く井橋が四球を選び、二盗に成功すると、伊藤がレフトスタンドへ3ランを叩き込む。
この回、さらに1点を加えて5-0とリードを広げ、2死満塁でオコエに3打席目が回る。3ボール1ストライクからの5球目を叩くと、またも痛烈なライナーで右中間を破る。走者一掃の3点三塁打。今度は悠々と三塁に到達した。
オコエは1打席目の衝撃的な“内野二塁打”に続き、2打席目は三塁打、3打席目は3点三塁打と大暴れ。関東一は3回までに8-0と大きくリードを広げた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count