ヤクルト山中が96球でプロ完封 今季6戦6勝も「手応えとかは本当にない」
プロ初完封にも「気にしていないわけではないですけど…」、打線は通算500登板の黒田攻略
ヤクルトのアンダースロー右腕・山中浩史投手が11日の広島戦に登板し、9回を96球でプロ初完投初完封を挙げた。チームは5-0で2連勝。敵地でヒーローインタビューを受けた右腕は冷静に自分の投球を振り返った。
この日の勝利で、今季は開幕から6戦6勝。2位につけるチームを支えるサブマリンは、ヒーローインタビューで「チームの勝利に貢献することだけ考えていた。チームにとって大事な試合だったので、しっかり勝利に貢献できてよかった」とチームの連勝を喜んだ。
プロ完封にも「別に気にしていないわけではないですけど、とにかく一人ずつ打ち取ることだけ考えた結果」と淡々と受け答えをこなした山中。初回に畠山のタイムリー内野安打、2回に大引のライトへの3号ソロ、そして5回には山田の25号3ランと、日米通算500登板の黒田を攻略して5点を奪った打線にも「本当に野手の方がよく打ってくれて、守ってくれた」と感謝の言葉を口にした。