【高校野球】衝撃デビューのオコエを成長させたもの 1年半前に聖地で味わった「挫折」
米沢監督「とんでもないボールに手を出すこともよくあった」
ハードな練習に食トレも加わり、183センチ、85キロという強靱な肉体を作り上げた。加えてバッティングのムラも減った。米沢監督は言う。
「あの春から1年間で一番成長したのは確実性。(以前は)とんでもないボールに手を出すこともよくあった」
試合に出られないからこそ己を見つめ直し、弱点を克服し、長所を伸ばす。その作業の繰り返しでオコエは飛躍を遂げた。
「1つ勝てて良かったです。ホッとしています」
試合後、初めて踏みしめた聖地でのプレーを振り返ったオコエ。あの春の屈辱を、この夏の歓喜に変えるため、甲子園を全力で駆け抜けていく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count