【高校野球】優勝候補の東海大相模が聖光学院に完勝 吉田が好投、小笠原は151キロ!
打線は序盤に6得点、戦後最長9年連続出場の聖光学院に快勝
第97回全国高校野球選手権大会は第7日が12日、甲子園球場で行われ、優勝候補の東海大相模(神奈川)が戦後最長9年連続出場の聖光学院(福島)を破り、ベスト16進出を決めた。打線が序盤に6得点。エースナンバーを背負う左腕・小笠原ではなく、2枚看板のもう1人である右腕・吉田が先発し、8回1/3を4安打1失点と好投した。9回途中からは小笠原がマウンドに上がり、最速151キロをマークする好投で試合を締めて、注目カードは6-1で東海大相模が制した。
聖光学院は初回、いきなり聖光学院の森久保をつかまえる。2死から杉崎がツーベースを放つと、豊田がセンターへのタイムリーを放ち先制。豊田が盗塁に成功し、磯網のレフトへのタイムリーツーベースで2点目を加えた。
その後、2死一、二塁となってから長倉が2点タイムリーツーベース。初回にいきなり4点を奪った。
一方、東海大相模の先発・吉田は初回1死から村崎にレフト前ヒットを浴びたものの、浅見をダブルプレーに仕留めて3人の攻撃を片付けると、2、3回は3者凡退と好投を続ける。
すると、3回、東海大相模は2死二塁から竹内のタイムリーツーベースで5点目。続く長倉もレフトへのタイムリーを放ち、6-0とした。
その後、森久保はピンチを招きながらも無失点に抑えていく。ただ、聖光学院も吉田に抑え込まれ、反撃の糸口をつかめない。
意地を見せたのは8回。先頭の勝沼がツーベースで出塁すると、続く森久保がライトへのタイムリーを放ち、1点を返す。しかし、佐藤はセンターフライ、村崎は遊ゴロでダブルプレーに倒れ、1点のみに終わった。
9回、吉田が先頭の浅見を打ち取ると、東海大相模はエースの小笠原を投入。西山を二ゴロに打ち取り、笠原の2球目に150キロ、4球目には151キロをマーク。最後は変化球で空振り三振に仕留め、快投リレーで試合を締めた。
注目カードは6-1で東海大相模が快勝。全国制覇を目指し、好スタートを切った。聖光学院の初戦連勝は「5」で止まった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count