【高校野球】中京大中京が夏78勝目 上野が2戦連続完投、全国制覇の09年以来16強
打線は14安打7得点でエースを援護
第97回全国高校野球選手権大会は第7日が12日、甲子園球場で行われ、中京大中京(愛知)が鹿児島実(鹿児島)を7-3で破り、3回戦進出を決めた。右腕・上野が9回7安打3失点と2試合連続の完投。打線も14安打7得点とエースを援護した。中京大中京は全国最多の夏の甲子園勝利数を「78」に伸ばした。
中京大中京は2回、1死一、三塁から内藤のタイムリーで先制。しかし、直後の3回、鹿児島実は1死一、三塁として有村がライトへのタイムリーを放ち、同点に追いついた。
その後は鹿児島実の橋本、中京大中京の上野が好投。4、5回は両チームともにチャンスを作れない。
6回、中京大中京は1死二塁とチャンスを作り、矢田崎がセンターへタイムリーを放って勝ち越す。さらに、1死満塁として内藤がタイムリーツーベースを放ち、4-1とリードを広げた。
なおも二、三塁と好機が続いたが、鹿児島実は一塁で先発の有村がリリーフ。後続を断ち、5点目は与えなかった。
直後の7回、鹿児島実は1死二、三塁から長谷部の犠牲フライで1点を返す。なおも2死一、二塁として、安藤がセンターへのタイムリー。1点差に迫った。
しかし、中京大中京はその裏に伊藤のタイムリーで1点を追加。8回にも内藤のタイムリーツーベース、上野のタイムリー内野安打で2点を加えると、9回は上野が無失点に抑え、7-3で勝利。優勝した2009年以来となる16強進出を決めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count