【高校野球】早実が5年ぶりベスト16へ 16安打7得点で打撃戦制す

渡辺が9回決勝打、清宮は先制打含む4打数2安打1死球

 第97回全国高校野球選手権大会は第8日が13日、甲子園球場で行われ、早実(西東京)が広島新庄(広島)を7-6で破り、2回戦突破を決めた。

 3回、0-0の均衡を破ったのは早実のルーキー清宮だった。1死一、三塁からライト前にタイムリーヒット。4回には1死三塁から宮崎がタイムリー三塁打。さらに渡辺の犠牲フライでリードを3点に広げた。

 しかしここからシーソーゲームに。その裏の攻撃で広島新庄は2四球とヒットで1死満塁のチャンスを作ると、遠目塚の2点タイムリーヒットで1点差に。さらに1死一、二塁で北谷が逆転のタイムリー三塁打。さらに1点を加え、この回一挙5得点の猛攻を見せる。

 それでも早実は5回、先頭の清宮がレフトへのヒットで出ると加藤もセンターへ弾き返し、金子の送りバントで1死二、三塁。ここで富田が2点タイムリーヒットを放ち、同点とする。

 その後、両校1点ずつを加えて6-6で迎えた9回、早実は2死満塁から渡辺がライト前にタイムリーヒットを放ち、勝ち越しに成功。これが決勝点となり、早実が競り勝った。

 早実は16安打7得点と打線が爆発し、5年ぶりの16強進出。注目の清宮は4打数2安打1打点1死球。また、4番の加藤も5打数4安打1打点と主軸がきっちりと結果を出した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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