【高校野球】秋田商、延長10回の激闘制して80年ぶりベスト8進出

健大高崎、終盤に追いつくも延長で力尽きる

 第97回全国高校野球選手権大会は16日、甲子園球場で3回戦が行われ、第1試合は秋田商(秋田)が健大高崎(群馬)に延長10回の激闘の末に4-3と競り勝ち、ベスト8に進出した。

 先制したのは健大高崎。初回、相手先発の成田を攻め、2死二塁から柴引のセンターへのタイムリーヒットで1点を奪う。

 秋田商もすかさず反撃し、2回に2死一、二塁から近野の中越えの2点タイムリー二塁打で逆転。さらに4回にも1点を加え、試合は終盤へ。

 しかし健大高崎も粘りを見せる。8回1死一、二塁からダブルスチール。相手のミスを誘って1点を奪うと、さらに1死三塁の場面で柴引がタイムリー三塁打を放ち、同点に。試合はそのまま延長戦に突入した。

 勝負を決めたのは10回、秋田商だった。2死三塁とチャンスを作ると、草なぎがレフトへ勝ち越しのタイムリーヒット。これが決勝打となり、健大高崎に競り勝った。成田は10回を投げ抜き、161球、9安打7奪三振3失点と力投(自責2)。秋田商は1935年以来、80年ぶりの8強進出を決めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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