【高校野球】「フィーバー」歓迎の清宮 早実の“観客動員”20万人超えも「期待はやりがい」
「もっと球場に足を運んで」「期待に応えるやりがいを感じて野球を楽しみたい」
その熱狂ぶりを誰より歓迎しているのが、ほからならぬ清宮自身である。
試合のたびに「注目されることはプレッシャーにならない。むしろモチベーションになる」と豪語し、今治西戦の後には「次の試合は絶対打つので、もっともっと球場に足を運んでください」と異例の呼びかけも行った。
こうした言葉を裏付けるように、西東京大会は20打数10安打、打率5割、10打点、甲子園は12打数6安打、7打点をマーク。9試合すべてヒットを放ち、8試合で打点を挙げた。15日の東海大甲府戦ではついに夏の初アーチを放っている。
「今日は少し期待に応えられたかなと思うけど。自分はまだまだこんなもんじゃない。もっと期待していただいて、その期待に自分も応えるやりがいを感じて、野球を楽しみたい」
17日の九州国際大付(福岡)戦では、なんと4試合連続で第1試合を引き当てた。開始時間が確定しているため、多くのファンも集まりやすい。
エース・斎藤佑樹(現・日本ハム)を擁して頂点まで駆け上がった2006年以来の日本一まであと3試合。決勝まで進めば、早実の今夏の“総観客数”が30万人を突破するのは確実だろう。清宮があとどれだけ大観衆を沸かせるのか、目が離せない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count