【高校野球】オコエ、劇的決勝2ランに思わずバット投げ 「クセで。すみません」
4打席凡退後の劇的一発「最後は気持ちで打てました」
第97回全国高校野球選手権大会は17日、甲子園球場で準々決勝が行われ、関東一(東東京)のプロ注目選手、オコエ瑠偉外野手(3年)が、同校を初のベスト4に導く劇的な決勝2ランを放った。
準々決勝の興南(沖縄)は同点で9回に突入。2死二塁で打席に立ったオコエは、2ボール1ストライクから相手左腕・比屋根の直球を左中間へ叩き込んだ。打った瞬間に興奮した様子でバットを投げ、ベースを回りながらガッツポーズを繰り出した。
関東一はその裏に1点を失ったものの、5-4で勝利。オコエが劇的な一発で関東一を初のベスト4進出に導いた。
試合後のテレビインタビューで、オコエは「やっぱり興南高校も強いチームで、このレベルまで来ると全国の強さを思い知ったって感じですね」と話した。
それまで4打席ノーヒットと比屋根に抑えられていただけに「個人的に結果も出てなかったので、正直、試合中に自分との戦いになってしまった部分があったんですけど、もう1度(打席が)回ってくるぞ、という仲間からの声掛けもあったので、最後は気持ちで打てました」と振り返った。