15年ぶりサブウェー・ワールドシリーズなるか NY人気球団対決に高まる期待
2000年に初めてワールドシリーズで対決したヤンキースとメッツ
大リーグのレギュラーシーズンは6週間を残すのみとなった。プレーオフ進出に向けてア、ナ・各リーグともに白熱した戦いが続く中、ニューヨークではヤンキースとメッツによるサブウェー・ワールドシリーズ開催への期待が高まっている。
ニューヨークに本拠を置く人気球団同士の対決は地下鉄で行き来できることから、「サブウエー・シリーズ」と呼ばれ、シーズン中のインターリーグで数試合対戦が組まれている。ポストシーズンでは、両者が2000年に初めてワールドシリーズで対決。この時はヤンキースが3連覇を成し遂げたが、街全体がお祭り騒ぎになる盛り上がりを見せた。
今季は8月19日時点でヤンキースがア・リーグ東地区、メッツがナ・リーグ東地区でそれぞれ首位に立っている。この時期に両チームがトップにいるのは、2006年以来初めてのこと。その年はヤンキースが地区シリーズでタイガースに敗れ、メッツもリーグ優勝決定シリーズでカージナルスに屈し、頂上決戦は実現しなかった。2000年以降で、両チームがこの時期に首位にいるのも2006年以降2度目だ。
かつて、「ブロンクス・ボンバーズ」の異名を持ち、強力打線が売り物だったヤンキースだが、今季は強固なブルペンが躍進を支えている。