広島、延長11回に力尽き4連敗&借金7 緒方監督「まだ終わったわけじゃない」

2度の中断で午前0時21分終了の死闘、“自滅”で競り負けた広島

 広島は21日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に3対4で敗れた。雨のため2度の中断があり、延長11回までもつれた試合は、試合終了が午前0時21分というロングゲームとなった。

 いよいよ終戦、なのかもしれない。先発した前田は、初回に阿部に先制2ランを許したが、以後は立ち直り、7回2失点で1点リードの状況で降板した。状態としては悪かった、と言いながら「初回2失点してしまったが、味方が逆転してくれた後は粘り強く投げられたと思います」と、6年連続となる2桁勝利は目前だった。

 しかし8回に登板した大瀬良が二死から連続二塁打で同点とされ、勝ち投手の権利は消えた。今季の巨人戦では、7試合に登板して全て7回以上を投げ、2失点以下に抑えているが、またも勝利の女神は前田に微笑まなかった。前田の後を受けた大瀬良は、2死から坂本、阿部に連続二塁打を許してリードを守れず、決勝点はヒース、戸田が3四球でピンチを作り、なかば自滅のような状況で失ったものだった。

 打線は3回に3点を奪い、一時は逆転したが、終盤の好機を潰した。

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