【高校野球】“甲子園組”だけじゃない 「最強高校ジャパン」注目のドラフト候補たち
多くのプロスカウトが視察する森下
そして、「選考委員会推薦」として選出されたのが森下だ。
1年夏に甲子園出場も登板なし。投手陣では唯一、甲子園マウンドの経験がないとはいえ、実力は折り紙付き。最速148キロの本格派右腕として、大分大会で準優勝。甲子園切符こそ逃したが、試合には各球団のスカウト幹部クラスも大挙して九州に飛んでおり、その事実だけでプロからの注目の大きさがうかがえる。
プロ志望届を提出すれば上位で消えるとウワサされる逸材。初の大舞台でどれだけ実力を発揮できるのか。小笠原、高橋と主力を形成し、そのピッチングに期待がかかる。
高橋、森下以外では東海大菅生・勝俣翔貴は投打でプロの注目を集めた好選手。投手登録ながら練習試合では一塁で出場しており、投手、野手で大車輪の活躍が望まれる。
さらに、常総学院・宇草孔基内野手は183センチと上背はあるが、春の選抜で大会タイ記録となる1試合5盗塁をマークしたセンスに富んだ二塁手。浦和学院・津田翔希内野手は13年春に選抜優勝した強豪で1年夏からベンチ入りし、甲子園に2度出場するなど、遊撃手として大舞台での経験は信頼を置けそうだ。