ヤクルト山田の本当の凄さはどこ? 打撃を崩す方法は果たしてあるのか

25日の巨人戦でも32号2ラン、歴史的な成績を残す可能性のある打者をどう止める?

 ヤクルトの山田哲人内野手が、25日の本拠地・巨人戦でもホームランを放った。3点リードの4回に、リーグトップ独走の32号2ランをマーク。ここ5戦で6本目の一発で試合の流れをグッと引き寄せ、チームを5-2での勝利に導いた。

 もはやトリプルスリーは確実な状況で、三冠王、盗塁王なども視野に入れる23歳。歴史的な成績を残すことも期待される若き強打者の凄さはどこにあるのか。そして、攻略法はあるのか。

 この試合で3打数2安打2打点2四球と活躍した山田の打撃について、ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍してきた野球解説者の野口寿浩氏は「すごいの一言ですね」と脱帽する。

「毎回、毎回、ヒットを打った時も凡打を打った時も、スローモーションで見てみると、トップを作った形がいつも一緒ですよね。ステップをついた瞬間の形が常に同じなので、常に同じ良いスイングができる。今日はこれがダメだとか、そういうことがない。開幕してからすぐは良くなかったですけど、良くなってからはずっと崩れていません。バッテリーはそこを崩そうとするものなのですが、それが崩れなければ打ちますよね」

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