日本ハム大谷、今季最速161キロに「真っ直ぐは全体的に良かった」

花巻東の先輩・菊池との投げ合い、「先に点を与えたくないなという思い」

　今季西武戦では3勝目となった大谷だが、前回登板では敗戦、7月24日の登板では勝利こそしたものの5失点と思うような投球を見せられていなかった。

　大谷は「後半戦に入ってから勝ちましたけど打たれたりとか、この間も粘れなかったりしていたので、なんとかゼロで抑えたいなと思っていました。真っ直ぐは全体的に良かったですけど、フォークボールはイマイチだったので、市川さんに上手くやってもらいました」と、西武打線との対戦を振り返った。

　初回に今シーズン最速の161キロをマークするなど、立ち上がりから気持ちの入った投球を見せた右腕は、「勝ちたいなと思ったので、初回からどんどん飛ばすイメージでやりましたけど、ちょっと球数が多くなってしまったので、そこは今ひとつだったかなと思います」と反省も忘れなかった。

　花巻東の先輩、菊池雄星との投げ合いについて、試合前には「意識することはない」と話していたが、「マウンドに上がったら先に点を与えたくないなという思いが出たので、すごく声援が力になりました」と、球場に駆けつけたファンに感謝の気持ちを伝えた。

　エースらしい圧巻の投球で、両リーグトップの13勝目。「ここまできたら数字とかではないと思うので、全部勝つつもりで明日からもやります」と締めくくった。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count