【U-18野球W杯】初優勝狙う日本の強力ライバル!? 韓国が“ドラフト上位打線”で初戦圧勝

17点奪い圧勝、指揮官「どんどん点を取ってくれた」

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韓国・李鍾道監督(前日の会見にて)【写真:富樫重太】

 先発の速球派右腕・金大鉉に関しては「緊張していた。パーフェクトではなかった」と、李監督が4回途中で降板を告げたが、5回には14-2とリードを広げると、最後は先頭ランニング弾を放っていた崔元準がコールド勝ちを決めるライトオーバーのタイムリー三塁打。相手のエラーも重なり、自らが17点目のホームを踏んで、大会規定でコールドとなる5回時点での15点差をつけた。

 指揮官は「打線がどんどん点を取ってくれた。打線は(好不調の)サイクルなので、(本来は)投手を気にしたいが、今日に関しては打線がよかった」と大量点を奪った打線を褒めていた。

 進学予定の金徳鎭を除いて「全員がプロから誘いを受けている」という今回の韓国代表チーム。李監督はその中でも、この日大活躍だったリードオフマンの崔元準、3番でタイムリーを含む2安打を放った朴俊泳、4番の林錫進の「1・3・4番は評価が高く、ドラフトでも上位」と明かした。

 プロ予備軍とも言える強力打線を擁する韓国。ライバルとして挙げる台湾などがひしめくBグループを勝ち上がり、スーパーラウンドで日本やアメリカと激突する確率は高そうだ。

【了】

富樫重太●文 text by Shigeta Togashi

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