栗山監督が大谷翔平に求めるエースの条件 「ここ一番でどこに失投するか」
「全部の投手に求めているわけではない」
「安打ならいいケース。安打はいいけど、四球はダメのケースがある。ワンバウンドにしようとするフォークが抜けてしまっている。それは自分が悔いが残ると思う。点の取られ方も俺たちが納得する取られ方でないと、前へ進めない」
ただ、この大谷への要求もエースとなるべき投手と認めているからだ。
「全部の投手に求めているわけではない。チームの軸になる投手が、やられることはある。ただ、自分のミスで打たれちゃいけない。こちらの期待はもっと高いから、より厳しい、高い物を求めようと。勝ちきるためには、そういうことが出来ないといけない。若手は使えば、うまくなるのは当たり前。こっちが期待しているレベルに行っているかが大事」
まだ大谷を「エース」と呼ばない栗山監督。2日まで13勝、完封勝利3、防御率2.09、167奪三振、勝率7割6分5厘。パ・リーグの「投手5冠」を死守するが、二刀流右腕にエースの称号が与えられるのは、まだまだ先のようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count