巨人・岡本のプロ初アーチ “記憶”刻んだ甲子園準V左腕も祝福
「岡本ホームランさすがやな!」
巨人のドラフト1位ルーキーの岡本和真内野手が5日の横浜DeNA戦でプロ初ホームランを放った。3点を追う5回2アウト三塁で打席に立ち、初球を思い切りたたくと打球はレフトスタンドへ飛んでいった。あの松井秀喜氏以来、22年ぶりの巨人高卒新人の本塁打となった。
岡本といえば、奈良・智弁学園時代、通算73本塁打を放つなど、高校球界を代表するスラッガー。多くの投手たちが岡本に“被弾”してきた。中でも鮮烈な印象を残したのが2014年のセンバツ高校野球1回戦の三重高校戦。智弁学園が7-2で勝利した試合だ。
岡本はセンターバックスクリーンとレフト席へ1試合2発となる本塁打を放ち、その名を世にしらしめた。
昨年のドラフト会議の前後に岡本がテレビニュースなどで紹介される際、大半でこの試合の映像が流されていたのだが、この時の投手が同年夏の甲子園準優勝を果たした三重・今井重太朗投手。現在は中部大1年で野球部に所属し、すでにリーグ戦にも登板している。