初のセーブ王へ 日本ハム守護神・増井が語る進化の裏側
技術と意識の変化、昨季2軍で気づいたこと
――練習の取り組みは変わったか?
「変化球でもストライクが取れるように、春季キャンプから取り組んできた。去年もあったんですけど、すぐには出来なかった。今年は試合で出来るようになってきた感じですね」
――技術的に変えたことは?
「(今までは)直球はストライクゾーンで勝負して、変化球はボールになるところで振らせようとしてきた。今年は、変化球もカウントを早い段階で取るようにしています」
――意識の変化はあったか?
「自分の出来る準備はしっかりして、結果は気にしないように。出来る限りのことをやって、ダメだったら仕方ないと」
――そのように考えが変化したのは、なぜか?
「去年、結果が出なくて、2軍へ行った時に、抑えになったことで自分の持っているモノ以上を出そうとしていた、と気付いたんです。まずは持っているモノを出そうという考え方に変わって。そこから結果がついてきました」