快挙目前のSB柳田にメジャーが熱視線 Dバックス「彼はエキサイティング」

「エネルギーに溢れていて、エキサイティングな選手を求めている」

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ダイヤモンドバックスのルイス・ゴンザレス球団社長付補佐【写真:編集部】

 ダイヤモンドバックス一行は、8月15日にヤフオクドームを訪れ、西武戦をチェックした。この試合で柳田は7回にタイムリーツーベースを放っている。決して大当たりという試合ではなかったが、現在の日本球界で群を抜いた存在である柳田の実力を、ゴンザレス氏は肌で感じ取ったようだ。

「どの球団も、エネルギーに溢れていて、エキサイティングな選手を求めている。そして、日本人の選手は試合の流れを読むことに長けている。状況に応じたプレーを選択ができる。そういう訓練を積んできているからだ。日本人選手がアメリカに来るときには、アメリカの選手にその準備をフォローしてもらいたいと考えているんだ。特にアメリカに来て成功する選手のね」

 このように日本人選手を高く評価するゴンザレス氏。「エネルギーに溢れていて、エキサイティングな選手」という条件は、確かに柳田のプレースタイルと合致する。

 ゴンザレス氏は、1990年にメジャーデビュー後、アストロズ、カブス、アストロズ、タイガースと渡り歩き、1999年にダイヤモンドバックスに入団。ここからスラッガーとしての素質を開花させた。

 同年はリーグ最多のシーズン206安打を放ち、打率3割3分6厘をマーク。2001年には全162試合に出場し、打率3割2分5厘、57本塁打、142打点をマークしてシルバースラッガー賞に輝いた。ワールドシリーズ第7戦でリベラから放ったサヨナラヒットは今も語り草。球団創設4年目での世界一という快挙をもたらした。オールスター選出5度を誇り、背番号20はダイヤモンドバックスの永久欠番となっている。

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