首位攻防で勝敗分けた田中将大のビッグプレー　「ショートとアイコンタクト」

田中「大きいプレーだったと思う」

　すぐに判定も覆り、1死二塁が一転、2死走者なしに。自らのビッグプレーで危機を脱した田中はゴインズを空振り三振に仕留め、この回を無失点で切り抜けた。

「リードが大きいと思っていたので。ショートとアイコンタクトでうまくいって良かった。大きいプレーだったと思う」

　試合後にそう振り返った田中。序盤のピンチを切り抜けたエースにヤンキース打線も奮起し、その裏の攻撃で2得点。流れを一気に引き寄せ、5-0の快勝につなげた。3回途中から12打者連続でアウトに仕留めるなど相手を圧倒した裏で、右腕の妙技が光った。

　以下、試合後の田中のコメント。

――後がない中で好投したことに。

「4連戦を3連敗という状況で登板が回ってきた。この試合に勝って4連敗だけは避けたいという強い気持ちを持ってマウンドに上がった」

――2回まで得点圏に走者を背負って踏みとどまった。序盤の投球はどうだったか。

「イニングを重ねるごとに状態について自信を持って投げられるようになっていた。ランナーは出したけど先頭打者ではなかったのでそれが良かったと思う」