一発勝負を任せられるのは田中将大しかいない―決断迫られるヤ軍監督
田中が万全なら「ヤンキースはワイルドカードゲームを恐れる必要はない」
田中は前回のオリオールズ戦では8回1失点、そして今回は7回無失点と勝負所で好投。ヤンキースのジラルディ監督は今後の登板について明言していないが、絶対に負けられない一戦で、先発陣の柱である日本人右腕を投入したいところ。記事では「地区優勝は素晴らしいことだが、もはや可能性はないだろう。ワンゲーム・プレーオフなら勝つ可能性があるだけでなく、タナカがマウンドに立てば勝つことが有力ですらある。これがジラルディの立てなければならない計画であり、始める時は今だ」とワイルドカードゲームを見据えたプランを推している。
地元紙ニューズデーも「ヤンキースはワイルドカードゲームを恐れる必要はない。今日のように投げる準備をタナカにさせておけば、特に」と伝えているように、ここ一番での田中の投球には大きな信頼が寄せられている。ヤンキースのジラルディ監督もこの日の試合後、「彼は日本でもこのような試合で投げてきたし、楽しむことができる」と勝負強い投球を高く評価していた。
3年ぶりのプレーオフ進出、さらには6年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す名門がどのようなプランで今後の試合に臨むのか。その鍵を握る1人として挙げられている26歳右腕。今後も中4日の登板間隔でいくのか、それともワイルドカードゲームを見据えて中5日でいくのか。今後の戦い方にも注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count