巨人・菅野が自責0で敗戦 味方の失策より悔やんだもの
1点を与えた方が負け
1点も与えない気持ちでマウンドに立っていた。相手はジョンソン。1点を与えた方が負けになる。
勝負の終盤戦。「ここまできたら、形は関係ない。何としてもチームが勝つ投球をする」と臨んだ一戦だった。自分が無失点に抑えれば負けはしなかった。得点を与えるきっかけになったため、「四球絡みで先制点を与えてしまったことが悔やまれます」と話した。
登板予定だった11日の甲子園の阪神戦が雨で流れたため、間隔を空けての登板。10日間の調整は、休養十分という見方もできるが、走る距離や投球練習の強度、肩の感覚など、1度ピークを合わせた後に一旦落とし、また上げていくのは簡単なことではない。
それでも菅野は抑えた。登板がずれたことにより、今後は阪神戦の登板が2試合続く。この敗戦で巨人は苦しい状況になった。今後もローテーションの軸となる菅野は阪神、ヤクルトに全力でぶつかっていくだろう。エースの力投が報われるような打線の奮起を期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count