采配裏目で敗戦も、指揮官は田中将大を称賛 「最高のボールを投げていた」
いずれも奏功しなかったベンチの采配
「アレックスの代打を考えたが、ベースが空いていた。それが二塁だとしてもベースが空いているには変わりない。だから、敬遠もできる。そうなれば、(次の打席の)タナカを下げなければいけない。彼は最高のいいボールを投げていた。だから、我々は代打を送らないことを決めた」
記事では、指揮官のこんなコメントが紹介されている。
ライアンに代えて、今季復活を遂げているAロッドを投入した場合、敬遠で満塁策を取られることが予想された。2死満塁でバッター田中となれば、更なる代打を送り込む必要が出ている。エースが好投していたからこそ、ジラルディ監督はライアンで勝負に出た。その結果、内野ゴロに倒れた。
しかし、田中はその裏にソロホームランを浴びてしまう。そして、その直後、7回表の先頭打者として右腕に打順が回ってきた。同点に追いつきたいジラルディ監督は、本来はリードオフマンながら、不振でベンチに回っていたエルズベリーを田中の代わりに打席に送った。だが、代打エルズベリーもあえなく凡退。ダグアウトの2つの目論見はいずれも外れた。