2年目の日本ハム白村、「隠れた新人王候補」も「個人タイトルへの欲はない」
開幕2軍スタートも44試合で防御率1・52、日ハムで勝利の方程式を形成
日本ハムの白村明弘投手が、新人王獲得へ奮闘している。
2年目の今季は開幕2軍スタート。5月26日のヤクルト戦(神宮)で2度目の1軍昇格すると、ロングリリーフなどでコツコツと結果を出し続けた。
6月27日の西武戦(西武プリンスドーム)から16試合連続無失点をマーク。18日現在、44試合登板で1勝0敗、12ホールドで防御率1・52。今では中継ぎエースの宮西と共に守護神・増井へつなぐ勝利の方程式を形成している。
岐阜県出身で、慶応高、慶応大を経て、13年ドラフト6位で日本ハム入り。昨季はわずか10試合登板で防御率3・27だった「隠れた新人王候補」に、新人王の思いなどを聞いた。
――新人王のチャンスもある。
「無理ですよ。ホールドが少ないですし、登板数も特別多いわけではないですから。僕は取れると思ってないので、何も気にしてないです」
――10年には中継ぎだった日本ハム・榊原(現オリックス)が39試合登板、防御率2・63で新人王を獲得した。
「榊原さんは10勝(1敗)ぐらいしてますし。あと6試合で50試合登板になりますが、そんなに獲れると思ってない。それに新人王を獲れると思って欲を出すと、また投球バランスが崩れると思っている。無欲のままやっています」