中日和田が通算2050安打 本拠地で現役生活に別れ「中日ファンに戻って…」
第1打席でヒット、谷繁のヒットでホームイン「感じたことのない気持ち」
中日の和田一浩外野手が24日、本拠地ナゴヤドームでの最終戦となった阪神戦で「5番・レフト」で先発出場した。第1打席で通算2050安打となるヒットをレフトに運ぶなど、3打数1安打。43歳の大ベテランは、試合後引退セレモニーで現役生活に別れを告げた。
ナゴヤドームでの現役最終戦で、和田はいきなり躍動した。
「本当に引退試合という気持ちよりは普段の試合という感じで臨めたと思います。勝つために何とか打ちたいなという気持ちで打席に入りました。そういう意味ではみなさまにヒットを見せられて本当によかったと思います」
2回の第1打席。阪神・秋山から通算2050安打となるレフト前ヒットを放つと、1死一、三塁から同じく現役選手としての引退を表明している谷繁のタイムリーヒットで先制のホームを踏んだ。
「なんか特別なものというか。今まで感じたことのない微妙な気持ちではあったのですが、本当に嬉しかったですね」
通算7731打席に立ちながら、右打席で通算打率3割を超える成績を残した強打者。チームメイトで指揮官、この日NPB記録の通算3020試合出場の名捕手の一打で生還したことについて聞かれると、感慨深げな表情を浮かべた。