オリ平野恵が現役に別れ 命がけプレーも見せた14年「1000%でやってきた」
全力で駆け抜けた14年間、酷使してきた体に「もうそろそろ許してあげようかと」
ここ数年は毎年のように引退の二文字が頭をよぎったという。
「自分がレギュラー、チームを引っ張ると常に思ってやってきたけど。それができなくなった時はやめる時だった。僕は打つだけ、守るだけじゃダメだった。全部をやって結果を残さないといけないから」
1260試合に出場、打率2割7分9厘、18本塁打、263打点。2010、11年には二塁手としてベストナインとゴールデングラブ賞を獲得。打撃でも10年にセ・リーグ2位となる打率3割5分、球団新のシーズン59犠打を記録した。
「体に限界がきたのかな。小さいけれど頑張ってくれた体に、もうそろそろ許してあげようかと。お疲れさんと言おうかなと思いました」
プロ14年を全力で駆け抜けた平野恵一が静かにユニホームを脱いだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count