挫折味わった“甲子園V投手”島袋、ホークスの1軍マウンドで示した可能性
序盤は3軍戦で惨憺たる内容も…フォーム修正と肉体強化で復調
3月24日の福岡工大との3軍戦では7回に3番手として登板するも、1イニングもたず、2安打3四死球6失点。同27日の西部ガスとの3軍戦でも、7回に登板して3安打2四死球で3失点。4月11日の九州総合スポーツカレッジ戦では8回にマウンドに上がって1安打6四死球4失点。惨たんたる結果が並んだ。
そこから約1か月は登板機会を与えられなかった。その間、フォームの修正や肉体強化などに取り組み、腕を振れる状態を取り戻すために、汗を流し続けた。ストレートは140キロ台後半が出るまでに復調し、制球への不安も軽減された。8月7日の中日戦でウエスタン・リーグ初登板。1イニングを1安打無失点に封じると、その後はコンスタントに2軍戦での出番をもらった。
ウエスタン・リーグでは9試合に登板し、1勝1セーブ。11イニングの投球回数を上回る14三振を奪い、防御率2・45と上々の成績をマークした。結果が出始めると、2軍では勝利の方程式に組み込まれた。
「投球に関しての不安は、今はないです」
9月23日の日本ハム戦(札幌D)で出場選手登録され、1軍へと初合流した。