DeNA中畑監督、辞任会見全文 「ダラダラした組織というのは僕は一番嫌い」
筒香は「もっともっと数字を残せる選手」、4年間で最も記憶に残っている試合は…
――筒香がオールスターでファン投票1位になるなど選手の人気が出てきている。今シーズが始まる前に、監督は筒香と心中するんだとおっしゃっていましたけど、今日も2本塁打を打って、監督の思いに答えた部分があると思います。
「おー、あれかっこよかったねぇ。俺のために打ったのかなって思ったけど、おお、いい選手になったなーって、そうしたら違ったみたい。全然関係ないって。たまたま打てましたって(笑)。でも、かっこよかったね。ファンが喜ぶホームランバッターの雰囲気というのが打席に立った時に感じられるし、期待したものをそのまま答え出してくれる。それがプロ野球のスターになる要素の一番大事なところだと思いますね、期待に応えていくという点でね。
今日の2本のホームランはまさしく絵に描いたような……、梶谷が先に打って、それを追いかけていくっていうね。やっと雰囲気っていうか、スターをいよいよ感じられるようになったなって思いますね。あんまりいうと、なので、まだまだもっともっと数字を残せる選手だと思いますので、はい」
――4年間で、特に印象に残っている試合というのは?
「ジャイアンツにここ(ハマスタ)でね、7点差くらいのをね、最後に多村の逆転スリーランでね、サヨナラゲームを作ったあの試合はね、確か長嶋さんが観に来ていただいていた試合じゃなかったかと思うんだけど。それで何とかジャイアンツに対するコンプレックスみたいなものをね、払拭できたなというくらい感動できる試合だったのでね。そういう意味ではジャイアンツの存在っていうのは、僕の中で意識はありましたのでね、1回でも勝ち越す1年が作れたのでね。いろんな意味で、エネルギーが沸いたという、あの試合は今でも忘れられません」