楽天唯一の創設メンバー投手・小山が現役生活に別れ 「最初は何もなく衝撃」
5年連続50登板右腕も限界、「故障なんか絶対にしないと…」
2008年から5年連続50試合以上の登板を果たすなど、ブルペンの大黒柱としてチームを支え続けた鉄腕。しかし怪我の壁には打ち勝つことが出来なかった。
「(ファンに向けて)自分も何が出来るかなと思った時に、まだ投げることしか出来ませんでした。だけど正直、自分の中では故障なんか絶対にしないと思い続けて腕を振り続けてきました。
でもやっぱり故障には勝てませんでした。今日見ていただいたようにもう無理でして……。まだいけるかなという思いもあったのですが、きつかったです」
この日合わせて通算481登板の右腕も、限界を感じていたことを、涙と笑顔が入り混じった表情で明かした。
「もうこれで球場の笑いだとか野次だとかが聞けなくなると思うと、本当にさびしいです。でも本当に最高のファンたちでした。
僕は楽天ゴールデンイーグルスのユニホームを選手として脱ぎますが、まだここには選手として勢いのある選手がいます。だからこれからも温かい声援を送ってやってください。よろしくお願いします!」
ブルペンの中心的存在は、その魂を継承する若手への応援をファンに求めた。