「野手・大谷翔平」の自己評価 3年目の“壁”も…「なかなか思うようには」
CSでは指名打者で出場の可能性も、「『行け』と言われたところで結果を出すしかない」
昨季は野手として69試合に出場し、打率2割7分4厘(212打数58安打)、10本塁打、31打点。ベーブ・ルース(当時レッドソックス)が1918年に「13勝&11本塁打」をマークして以来、96年ぶりの「10勝&10発」の偉業を達成したが、今季は軒並み打撃成績を下げた。
「去年には結果が良ければ、これで良かったかなと思った。今年は自分の打撃が出来ていない時はダメで、出来ている時は良かった。そういうのがハッキリしていたと思います」
二刀流による体の負担を考慮され、先発時は指名打者のみの出場となる「野手・大谷」。自らの成績が上がらない中、1つの「壁」となったのが、リーグ3位の打率3割2分6厘と好成績を残した近藤健介捕手だ。近藤は前半戦は捕手で出場したが、後半戦は指名打者での出場が続いた。
それでも、近藤は5日のロッテとの最終戦(QVCマリン)で先発マスクをかぶり、10日からのロッテとのクライマックス(CS)ファーストステージ(札幌ドーム)では大谷が指名打者で先発出場する“芽”が出てきた。
「起用については、(首脳陣から)『行け』と言われたところで結果を出すしかない。しっかり準備をしていきたいです。ここからしっかり調整をして、ゲームがない中でどのくらい調整ができるのか。ちょっと難しいけど、しっかりやっていきたいです」
「野手・大谷」は悔しさを胸に、CS突破を目指す。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count