米名物記者が予想 今季メジャーのMVP、サイ・ヤング賞、新人賞は?
ナ・リーグのサイヤング賞は稀にみる大接戦?
次に、その年の最も素晴らしかった投手に贈られるサイ・ヤング賞。ア・リーグの筆頭予想は、アストロズのダラス・カイケル投手だ。ヤンキースとのワイルドカードゲームでは、中3日で田中将大に投げ勝ち、シーズンでも勝利数(20勝)とイニング数(232回)は1位、防御率もブルージェイズのデビッド・プライス(2.45)に僅差の2位(2.48)となっている。
プライスとの一騎打ちとなる模様だが、ライバルは自身のTwitterでカイケルがサイ・ヤング賞に相応しいとの意見を表明しており、ヘイマン氏は「プライスのスポーツマンシップは素晴らしい」と賛辞を述べている。
一方、近年稀にみる接戦となりそうなのが、ナ・リーグのサイ・ヤング賞争い。カブスのエースとして両リーグ最多の22勝(6敗)を記録したジェイク・アリエッタと、19勝3敗で脅威の勝率(.864)を記録したドジャースのザック・グリンキー。両者共に防御率は1点台(アリエッタは1.77、グリンキーは1.66)で、どちらが受賞しても文句無しという状況だ。
記事内で、ヘイマン氏は拮抗した争いである事を認めつつも、防御率や1イニングあたりのヒット+四死球を示すWHIP(アリエッタは0.86、グリンキーは0.84)などの指標で若干リードしたグリンキーをサイヤング賞に予想。シーズンを通しての安定感にも触れ「殿堂入りを果たした大投手、グレッグ・マダックスの全盛期を彷彿とさせる」と絶賛している。