レンジャーズ更なる躍進へ、必要なのは「オールスター」のダルビッシュ有!?
先発投手陣が来季も揃えばレンジャーズは優勝候補
2番目のテーマは、ダルビッシュとハメルズ以外の先発ローテーション投手。ヨバニ・ガヤードとコルビー・ルイスがフリーエージェントになるが、本拠地フォートワース出身のガヤードと、元広島のルイスはともに再契約を望んでいるという。トミー・ジョン手術を受けたマーティン・ペレスと膝の内視鏡手術を受けたデレク・ホランドの両投手も来季復調できれば、レンジャーズは西地区優勝候補と分析している。
3番目はルーグネッド・オドア内野手との長期契約問題。メジャー屈指の若手二塁手に成長したオドアは2018年に年俸調停の権利を得るが、年俸の安い現段階で長期契約を結んだ方が強化費の節約になるとボーデン氏は主張する。
4番目はレッドソックスからトレードで復帰したマイク・ナポリ内野手との再契約。レッドソックスでは上原浩治投手との試合終了直後のジャンピングハイタッチでお馴染みだった強打者は、左腕相手の右の長距離砲として、堅実な一塁手として、チームに必要なムードメーカーとして重宝された。レンジャーズにはミッチ・モアランド、プリンス・フィルダー両内野手の契約が残っているために、レギュラーを約束することは難しく、それがネックになるという。
5番目はレンジャーズのトッププロスペクト、ジョーイ・ギャロの起用法。一塁、三塁、右翼、左翼を守れる若手有望株を積極起用すべきと、特集では推薦している。
今季レギュラーシーズン88勝74敗と大きく白星を積み上げたレンジャーズだが、ダルビッシュ復活で来季どこまで勝ち星を伸ばすのだろうか。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count