日本シリーズで初顔合わせ ヤクルト、ソフトバンクどっちが有利?
シーズン通りの戦い方ができるのはヤクルトかソフトバンクか…
盗塁数はソフトバンクが94、ヤクルトが83。これは、ともにリーグ3位の数字だ。犠打は109とリーグ2位タイのソフトバンクに対し、ヤクルトは104とリーグ最少だが、ともに破壊力満点の強力打線に、機動力と小技をうまく絡めてくる印象だ。
守備面では、両球団ともに救援陣の安定感が光る。リーグ1位のチーム防御率3・16を誇るソフトバンクに対し、ヤクルトの3・31はリーグ4位。だが、救援防御率になると、ソフトバンク2・81、ヤクルト2・67と共にリーグトップとなる。
ソフトバンクは、パ・リーグ記録の41セーブをマークしたサファテが守護神を務める。そこへと繋ぐセットアッパーも盤石。エディソン・バリオス、五十嵐亮太、森唯斗と顔ぶれも豊富だ。
ヤクルトの守護神はセ・リーグのセーブ王・バーネット。こちらも今季41セーブを挙げ、防御率1・29と安定感抜群だった。セットアッパーもオンドルセク、秋吉亮、ロマンと3枚。ともに、4人の鉄壁のリリーフ陣が控えている。
強力な攻撃陣で相手よりも1点でも多く奪う。そして、7回以降は鉄壁のリリーフ陣で逃げ切りを図る。シーズン通りの戦い方を出来るのは、果たしてどちらの球団だろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count