最新情報を基にドラフト候補を“格付け” 意外な1位競合、単独指名も?
「今年は各球団の動向が特に読みづらい」
◯下位(4位以降)指名
下位では各球団の補強ポイントと残っている選手との組み合わせになる。中でも「当落選上」という意味では、法大・畔上翔外野手に注目が集まる。
日大三で主将として甲子園を制し、名門・法大でも主将を務めた。ドラフトイヤーの今春に調子を落としたものの、強い意志を貫いてプロ志望届を提出。左投げの外野手ではあるが、そのキャプテンシーを評価するチームもあり、指名があるのか、見所になる。
いずれにしても、全体を見れば1位クラスに傑出した候補はおらず、1位競合と単独1位に大きな差はない。各球団ともに直前まで情報を探り合い、フタを開けてみれば、意外な選手の競合、あるいは単独指名があるかもしれないのが、今年の一つの特徴になる。
あるセ・リーグ球団のスカウト幹部も「今年は各球団の動向が特に読みづらい。現在、さまざまなメディアを使って表に名前を出している選手がダミーで、裏をかいて指名をしてくることもあるだろう」と警戒している。
ドラフト会議は午後5時開始。入札直前の卓上で指名を変更することもあるというが、果たして、2015年のドラフトはどんな結末を迎えるのか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count