ドラフト指名待つ佐藤世那に吉報届くか 不安と向き合いながら過ごした日々
仙台育英のエースに指名は?
指名があるのか、ないのか――。仙台育英・佐藤世那は不安に揺れている。
ドラフト会議を翌日に控えた21日には「早いです。マジ、早いです。国体が終わってから、今日までが早かったですね」と話した。「ドキドキ感はない」という平沢大河とは対照的に、こちらは、ドキドキ感でいっぱいだった。
佐藤はこの日、グラウンド周りを10周走り、松葉体操、ロープ上りなどを他の3年生とともにこなした。その後、グラウンドに出てキャッチボールも行った。
新聞社の取材を受けた後は、縄跳びをしてみたり、バットも振ってみたり。どこか、落ち着かない様子。「自分もドキドキします」と話す1年生の弟・令央と帰るため、1、2年生の練習が終わるまで時間を潰していた。