いよいよ日本シリーズ開幕 頂上決戦、両軍のキーマンは?

ソフトバンク松田に対して、ヤクルトのキーマンは「彼は何かを持っている気がする」選手

「この5人の前後です。1番と7番。1番は上田か比屋根のどちらか。相手投手の右左もあるので、おそらく上田を使うと思うんですけど、どれだけ塁に出られるか。7番は大引か今浪が入ってくると思うんですけど、5人が残してしまったランナーをどれだけ返せるか」

 野口氏は「大引(元オリックス、日本ハム)はパ・リーグのチームとの対戦経験が抱負ですしね」と指摘。ただ、DHが使える敵地では「『7番・DH』でユウイチにするという手もありますね」とも言う。

「おそらくバレンティンがDHでしょうけど。ただ、バレンティンを守らせることができれば、『7番・DH』でユウイチも面白いかなと。そうなってくるとユウイチがキーマンかもしれません。バレンティンをDHにしてユウイチを守らすことが出来なければ、上田と比屋根でどちらかを1、9番ということになるでしょう」

 ただ、特に注目しているのは、1番に入る可能性がある比屋根の働きだと、野口氏は強調する。

「彼は何かを持っている気がするんですよ。シーズン中からずっと『ヤクルトが優勝するなら誰がキーマンか?』と聞かれて、比屋根と言ってきたんです。相手の先発はずっと右投手ですけど、日本シリーズでも上田の調子が上がらないようなら、思い切って比屋根にしてもいい気がするんです。いずれにせよ、キーマンは比屋根か上田だと思います」

 キーマンがいつも通り、もしくは期待以上の働きを出来れば、そのチームは大きく勝利に近づく。どちらがシリーズを制するのか。目を離せない試合が続きそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY