早くもスカウトの視線は来年へ 「今年以上に豊作」、来秋ドラフト候補は?

ダルビッシュが絶賛した右腕も来年ついにドラフト指名解禁に

○社会人編

 ダルビッシュが絶賛した投手が、ついにドラフト指名解禁の年を迎える。

 東京ガスの150キロ右腕・山岡泰輔は瀬戸内高時代、3年夏の広島大会決勝で広島新庄のエース・田口麗斗(現・巨人)と延長15回引き分け再試合の末、甲子園切符をつかんだ。キレ味満点のスライダーが注目を集め、松井裕樹、安楽智大(現・楽天)らと共にU―18W杯の高校日本代表入り。当時から高校野球ファンの人気のある選手だった。

 投球動画を見たダルビッシュが「これは一番だわ」「プロにすぐ行くべき」などとツイッター上で絶賛し、話題も呼んだ。超一流投手が認めた逸材が、ついにドラフト指名解禁の社会人3年目となり、大きな注目を集めそうだ。

 名古屋大時代、150キロ超の直球を投げる国立大出身投手として京大・田中英祐(現・ロッテ)と共に話題を呼んだトヨタ自動車の右腕・七原優介も注目。今夏の都市対抗で新人賞にあたる「若獅子賞」を獲った大阪ガスの右腕・酒井知史も即戦力候補になれる素材だ。

 野手では山岡のチームメートでもある東京ガスの中山悠輝内野手、小野田俊介外野手が注目される。打てる捕手として期待されるNTT西日本・大城卓三、勝負強さが売りのJX―ENEOS・糸原健斗内野手ら、実力派がズラリと揃っている。

 スカウト陣はこうした選手たちを入念にチェックし、年末から年始に行われるスカウト会議で各スカウトがリストアップした選手を出し合い、1年間追っていく。果たして、来年の秋にはには何人の有望選手が指名されるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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