ジャイアンツは青木宣親の契約延長を見送るべき!? 地元メディアが指摘
契約延長オプションを行使するべきではない?「バードをキープし、青木をパスしろ」
1年契約が満了となるジャイアンツの青木宣親外野手について、後半戦に長引いた脳震とうの懸念から、契約延長オプションの行使を見送るべしという厳しい声が米メディアから出ている。地元テレビ局「FOXスポーツ」がジャイアンツのオフシーズンの補強特集を行い、その中で言及している。
昨年のワールドシリーズ王者は84勝78と勝ち越したものの、相次ぐ故障者の影響でナ・リーグ西地区2位に終わり、プレーオフ進出を逃した。
記事では、強豪の復権に必要な補強策は3つ存在すると指摘。1つ目はフリーエージェント市場でトップクラスの先発投手を獲得することだとしている。
ジャイアンツでは、ハドソンが今季限りで現役を引退し、リンスカムはフリーエージェント(FA)に。記事では、ケインに衰えが囁かれ、ルーキーのヘストンは安定感に欠ける中、エース左腕バムガーナーとピービーが信頼できる駒だと分析。マーケットからエース級を獲得することが急務としている。
ブルージェイズのプライス、ドジャースのグリンキー、ナショナルズのジマーマン、ホワイトソックスのサマージャ、ロイヤルズのクエトが候補だと指摘。今季途中にトレードで獲得し、FAとなるリークとの再契約も選択肢の1つになるという。
そして、2番目の補強策に青木が登場する。「バードをキープし、青木をパスしろ」との小見出しで取り上げ、「マーロン・バードとノリ・アオキ(年俸550万ドル)の両外野手はチームが2016年の契約延長オプションを持っている。単純に支出の理由で、2人が同時に来季戻ってくる可能性は少ない。バードはより年長で、契約延長には高い金もかかるが、ジャイアンツは彼を戻し、アオキをあえて見送るべきだ」と分析している。