ホークス王手 ヤクルトは細川&攝津の配球に「まんまと引っかかった」
第4戦以降でマスクを被る高谷にも好影響?
そして、この日の細川の好リードが、第5戦以降のソフトバンクにも好影響を与えるという。細川は先発・攝津に合わせてスタメンマスクを被ったため、今後は高谷が再び投手陣とコンビを組むことが予想されるが、野口氏はこう分析する。
「第3戦で8失点して、高谷も少しはシュンとしていたと思います。そこで、攝津とコンビを組むということで、たまたまキャッチャーが細川に代わった。高谷もうまく切り替えがきく。『自分はこうだけど、細川さんはこうした』と引き出しになる。参考にして『自分もこうしてみようか』となります。ベンチで見ていた高谷には、この試合のチャートも配られるはずです。それを見れば勉強になる。
逆に、第3戦であれだけやられて、第4戦もマスクを被ってやられた、となったら高谷にとってはしんどかった。ところが、巡り合わせでキャッチャーが代わってヤクルト打線を抑えました。もちろん、これまでの高谷が悪かったわけではありません。でも、たまたまた1試合やられて、リフレッシュする日ができた。なので、第4戦はソフトバンクにうまく回っていきそうな気がします」
2年連続の日本一までついに王手。ヤクルト打線を抑えこめば、敵地で工藤監督を胴上げをする可能性は極めて高くなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count