今年は松田、今江、畠山らが宣言も 過去5年のFA移籍とその後の成績は?
西武→ロッテの右腕は2009年以来の最多勝、元阪神クローザーはDeNAで先発の軸へ
2011年は前年の内川に続き、横浜の主砲・村田修一内野手が巨人に移籍した。移籍後2年連続でベストナイン、2013年から2年連続でゴールデングラブ賞に輝くなど、固定できていなかった巨人の三塁手のレギュラーの座をがっちりと掴んだ。
同時にソフトバンクからFA移籍してきた杉内俊哉投手も移籍初年度から12勝(4敗)の活躍を見せると、3年連続で2桁勝利を挙げて投手陣の柱となった。
4度の2桁勝利の実績を手に、西武からソフトバンクに移籍した帆足和幸投手はソフトバンク移籍後は8勝が最多に留まり、今季引退を表明。
他には小池正晃外野手(中日→DeNA)、鶴岡一成捕手(巨人→DeNA)、サブロー外野手(巨人→ロッテ)が相次いで古巣にFA移籍。3選手ともに過去に在籍していたシーズン以上の成績は残していないが、小池は地元横浜で現役生活を終え、鶴岡は2014年から阪神に移籍して捕手陣の一角を担っている。サブローは今季36試合の出場だったが、来季は22年目のシーズンを迎える。
2012年はオリックスの寺原投手が古巣ソフトバンクにFA移籍。2年で5勝(11敗)と結果は残せなかったが、今季は8勝(3敗)を挙げて復活の兆しを見せた。
阪神から古巣オリックスに移籍した平野恵一内野手は昨季120試合に出場したが、今季は29試合の出場に留まったことや怪我の影響もあり引退を表明した。オリックスから阪神に移籍した日高剛捕手も在籍した2年で結果を残せず、昨季現役を退いている。
2013年は西武から投打の人気選手が流出。ロッテに移籍した涌井秀章投手は移籍初年度は8勝(12敗)も、今季は15勝(9敗)とエースの働き。2009年以来3度目の最多勝に輝き、復活を印象付けた。巨人に移籍した片岡治大内野手は2年連続で100試合、20盗塁以上の成績を収めているが、3年連続50盗塁をマークした西武時代からは数字を落としている。