ソフトボール出身の日ハム大嶋、異例の転身から4年 現在の胸中語る

手応えを感じ始めたのは…、「来年はグラウンドに立てるようにするだけ」

――1年目はたくさんのマスコミに囲まれた。

「正直、あの頃は嫌になりましたね。自分がプロ野球の取材がどんな物かも分かっていなかったので。だいたい聞かれることはソフトボールと野球の違い。1度取材されたら、みんなで情報共有するものだと思っていたんです。何回も同じコメントを話すのは嫌になりましたね」

――プロ野球でやっていけると感じたのは?

「まだまだだと思いますが、3年目からですかね。中垣征一郎トレーニングコーチに、野球のためのトレーニング法を学んだことが大きかったです。20キロのシャフトを持ってサイドステップを繰り返したり。そういったトレーニングが野球の動きにつながるようになりました」

――3年目の14年10月4日に1軍初昇格。5日の楽天戦(札幌ドーム)で8回無死から代打で登場。プロ初打席は松井裕樹と対戦し、空振り三振に倒れた。ただ、声援は人一倍大きかった。

「あの札幌ドームの声援はすごかったです。三振で結果を出せなかったのは申し訳なかったですけど、あれだけ声援をいただけたのは本当にうれしかったです。来年はグラウンドに立てるようにするだけです」

――プロ初安打はまだだ。打てばソフトボール出身者でプロ初ヒットだ。

「本当ですね! モチベーションが上がってきました。とにかく頑張るのみです」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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