金本新監督の就任で阪神が変わる!? 「最高のタイミングで最高の人が来た」
過渡期の阪神、新監督は「金本さんがベスト」だった!?
阪神の金本知憲新監督が、早くも話題を振りまいている。高知県安芸市での秋季キャンプでは、連日の熱血指導が各メディアで取り上げられ、来季、チームがどのように変化するのか、期待が高まっている。
監督としての経験はないが、選手として圧倒的な実績を誇り、抜群のカリスマ性を誇る47歳の指揮官。金本新監督と阪神時代にチームメートで、ヤクルト、日本ハム、横浜でも捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は「最高のタイミングで、最高の人が来たと思います」と指摘する。
和田前監督のもと、昨季、阪神は2位からクライマックス・シリーズ(CS)を勝ち抜いて日本シリーズに進出も、ソフトバンクに敗れた。今季は広島が最終戦を落としたことで“タナボタ”とも言える形で3位に滑りこんだが、CSでは巨人に屈してファーストステージ敗退。1985年以来の日本一へ、変化が必要な時が来ている。
「阪神は過渡期に来て、来年はガラッと変えないといけない年。そういう時は大体、どの球団も成績が下がるものです。誰が監督をやっても難しい。成績が下がったところを納得させられる人選と言ったら、金本さんしかないですよ。
現役時代にあれだけの選手で、まだ監督をやったことがない人。だから、金本さんがベストなんです。負けても『1年目だから』『金本さんだから』と納得できる。しかも、『金本さんならいつかやってくれる』という期待はみんな持っているので。もちろん、それに金本さんが甘えることは間違いなくないでしょうけどね。でも、選手は変わると思います」