韓国に完封発進の日本、投手起用に収穫あり 「いいテストケースになった」
最終回、松井は無死満塁をしのぐ、「チームとして起用の幅は広がった」
7回に登板し157キロを計時するなど、圧巻の投球で三者凡退。しかし、8回は連打でピンチを招いた右腕。野口氏は1イニング目の投球を絶賛すると同時に、回またぎという起用についても「いいテストケースになった」と振り返った。
最終回に無死満塁のピンチを招いた松井に関しては「デビュー戦でゼロで帰って来たのが大きいし、自信もつくでしょう。チームとしても起用の幅は広がるのではないでしょうか。もう『後ろが松井』と明言されて起用されても、それはそれで期待に応えるでしょう」。
20歳で開幕戦のクローザーを任された左腕について「記録上はセーブが付かないけど、ゼロで抑えたのが全て」と今後の登板に与える心理的な好影響を指摘した。
先発の柱、中継ぎの柱、クローザーと投手陣の核となる存在にそれぞれ収穫が見つかったこの試合。メキシコ、ドミニカ、アメリカ、ベネズエラと力のある打者がそろう今後の戦いに向けても大きな意味を持ちそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count