日本ハム、なぜ外野手を捕手兼コーチで獲得? 栗山監督が明かす意図とは
「肩書は関係ない」、指揮官が米野に伝えた言葉とは
――選手としての期待は?
「(ライバル球団として)ここ一番で打たれる印象が残っている。打者としても期待している。今年は(巨人から矢野)謙次に来てもらったけど、稲葉、二岡がいなくなってから、本当の意味で代打勝負できる選手がいない。(代打で結果を出すには)経験が必要。パ・リーグを知っている経験も期待している。いろいろとやってもらうけど、オレは(米野に)『打つ方で勝負してもらわないと困る』と伝えている」
――12年から外野手でプレー。2軍では一塁、三塁で起用された経験を持つ。
「(起用法の)幅があるのがいい。こちらが打撃で使いたい時に『外野を守ってくれ』と言えるのも米野の強み。若い選手がいろんなところをやるのとは意味が違う。これまで苦しんでやってきたことが大きな幅となっている」
――4年ぶりの捕手復帰となる。
「捕手の能力も高い。何より経験値がある。(1軍で)マスクをかぶる可能性はある」
――ファームコーチ補佐を兼務する。1軍へ上げづらいのでは?
「肩書は関係ない。ファームには的場バッテリーコーチがいてくれるし、選手で勝負出来ないのだったら選手を辞めた方がいい」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count